※『藤の盛』裏ラベルには純米大吟醸と記されていたが、実はアル添の大吟醸でラベルの貼り間違いとの事でした。実にくだらん。(2009.6.7追記)
《2009.6.4》
2月からの4ヶ月間で飲んだ数は、四合瓶68本(一升瓶も数本含む)+東力士特別純米数本。
一升瓶に換算すると、ひと月あたり8升弱飲んだ計算になる。
一升瓶8本と聞くと多そうだが、1日に直すと約2.6合だから許される範囲…。ん〜少し多いかな。
《2009.6.3》
この4ヵ月で嫌いだった吟醸酒が旨いと思うようになってしまった。その代わり純米酒が重く感じるようになった。しかも開封と同時に吟醸酒は良さそうな部分から探し、純米酒は嫌な部分から探す癖まで付いてしまった。ちょっと反省。
《2009.6.1》
5/31吉井酒造、三福酒造をゲット! 残り2蔵(不明は除く)。週末大田原方面に買い出しに行けば取り合えず終了。
《2009.5.27》
残り7蔵。平山酒造、白相酒造、吉井酒造、三福酒造は入手出来る場所を突き止めた。熊久保酒店、星野酒造、金子酒造の3蔵は現在も醸しているか調査中。
ネット上に名前だけ出てくる蔵は他にも数件あるのだがタウンページに載っていなかったり、銘柄を画像検索しても出てこなかったり、多分廃業または仕込みを休止しているのだろう。
《2009.5.25》
5/23ジャスコ小山店で『雄東正宗』を購入。ここは小山の蔵を中心に品揃え豊富。
FKDインターパーク店も品数を増やしたようで『黒龍』『虎屋』なども並んでいた。
5/24島崎泉治商店、安部酒造店を求めに茂木の蔵へ。安部酒造店は休みで道の駅で購入。
結局先週末も『杉田酒造』『島崎泉治商店』『安部酒造店』『小林酒造』『鳳鸞酒造』『池島酒造』『外池荘五郎商店』7本を購入。いい加減懐が辛い。
《2009.5.16》
名前は良く知っているものの、近所(宇都宮)では殆ど見かけない『燦爛』を探しに芳賀、益子のスーパーマーケットを廻ってみた。
芳賀では『惣誉』が絶大な力を持っているようで、3件歩いたが買えず。その足で多分益子最大の売り場面積であろう『かましん』へ。
益子は『燦爛』外池酒造店の地元、立場逆転と思いきや、なんと惣誉の棚の方が広い。しかも並んでいるのは安価な本醸造を中心に3〜4種類。外池酒造店は観光バスの見学ルートになるくらい立派な蔵。観光客相手に儲けているから、これでいいのだろう…。
河童酒?が飲めるお遊びぐい呑み。3合くらい呑むと微妙に生臭く感じてくる。
《2009.5.15》
綺麗なラベルに惹かれてしまう。味に関係ないとはいえ、嗜好品である以上綺麗に越したことはない。
厚めの和紙風の紙に達筆な筆文字、『鳳凰美田』『大那』『東力士』など、売れている蔵に綺麗なラベルが多い。
いくら旨くてもコート紙に出来合いの文字で印刷されたようなラベルは減点。
自分にとっては裏ラベルも重要で、米、酵母、水、杜氏から日本酒度など細かな数字まで書かれていると嬉しくなり、つい買ってしまう。
《2009.5.14》
まだ50種類程度だが、精米歩合50%前後の酒には概ね合格点を付けている。
精米歩合60〜70%程度になると、重いと感じたり、要らない臭いを感じるケースが多くなるようだ。
《2009.5.13》
自分の文章力・表現力の無さを改めて思い知った。まず句読点の打ち方が下手。
また、文章をブツブツに区切ってしまい、まるでプロジェクトXのナレーションのようだ。
小学校の作文の時間さぼっていたのが原因か。困った。
《2009.5.11》
2月から現在まで大吟醸3種類、吟醸23種類、純米(特別純米含む)24種類、その他3種類を呑んできた現在の印象。
大吟醸は自分には無関係の分野。
吟醸酒であれば気になるほどの吟醸香もなく、要らない臭いを感じて最後まで飲みきれなかった物は一品だけであった。
純米酒は、安価で余計な香りもなく当たれば儲け物なのだが、吟醸酒に比べると良くも悪くも日本酒っぽくどんよりと重い。そして要らない臭いを感じさせる物も明らかに多くなる。
初めて呑む銘柄は吟醸酒が正解かもしれない。
益子焼 “酔っぱらい”には欠かせない『穴』が空いたお遊び猪口。注がれたら穴のラインまで飲まないと手を放すことができない。
《2009.5.10》
5/9以前から気になっていた、栃木県庁近く『酔心』で呑んだ。料理は、品数少ないもののほぼ合格点。
栃木から全国まで相当な数の地酒が並んでいる。金があれば3日間くらい泊まり込みで呑みたい。
ただし、最少単位が四合瓶なので種類が呑めない。今後量り売りしていくつもりはないかと女将さんに伝えたところ「開封して日数が経った物は出せない」とのこと。
きき酒の達人相手でもなければ、温度管理され紫外線も入り込まない冷蔵庫内保存、自分のような者には全く分からない。というか、そんな物は誤差の範囲。
旨い状態で呑ませたいという心遣いは嬉しいが、何種類も飲ませていただく方がその何倍嬉しいか。火入れしたもの限定でもいいので、ぜひ検討していただけないものか。
《2009.5.9》
3ヵ月が経過した現在、飲んだ酒は50種類を越えた。本数はほぼ予定通り。
困ったのは四合瓶中心に買ったこともあり単価が1.7倍、今まで2200円/升だったのが3750円/升に跳ねあがってしまった。辛い。
《2009.5.8》
栃木には約40件の酒蔵があるらしい。
宇都宮市の『淀川酒店』『目加田酒店』、近所のスーパー等で購入していたが、25蔵を越えたあたりから入手出来ない蔵が増えてきた。
そんなわけで、蔵に直接伺ったり、その近所の酒屋さんを廻ることにした。
GW中には、さくら市氏家の『滝澤酒店』、栃木市の『早川酒店』、今市市の蔵『株式会社渡邊佐平商店』他数件。
そんななか、ある酒店のご店主から嬉しい話を伺った。近年、鑑評会においても強烈な香りの大吟醸は減ってきているとのこと。
《2009.4.8》
当初は、腐りきった感覚を総動員、きき酒のまねごとをして無理やりコメントを書いていたが、やはり状況で毎回印象が違う。
こんな状態のヤツに不味いと言われた酒蔵はたまったもんじゃない。そんなわけでコメントするのは止めにした。
ただ、自分にはどうしても生理的に受け入れることの出来ない妙な臭いの酒が存在する。『米臭い・妙な発酵臭・すえた臭い・口に入れると思わず吐き出したくなる』上手く説明できないのだが、こんな感じ。主観的で何の根拠もないので大変申し訳ないとは思うのだが、このように感じてしまった酒は△とさせていただいた。また、明らかにコストパフォーマンスが低いもの、売り方が変だぞと感じてしまった物も△とさせていただいた。
《2009.3.28》
『割水』という飲み方があるらしい。方法は何のことはないただの水割。
良いことを知った。これで原酒も辛くない。
《2009.3.20》
淡麗・濃醇、甘い・辛い、と言ってもその差は微妙。自分の場合、3〜5品並べて比較しないと判らない。1品だけで飲んだ場合『日本酒だ〜旨いな〜』程度の感想しか出てこない。温度・肴・体調等で甘かったのが辛く感じたり、ほのかな香りだったのが不快な臭いに感じたり、その時の気分だけでも全く別物に感じたりする。これを文章にするのは非常にむずかしい。
気の利いた言い回しでエピソードを交えながら、きっちりと酒を紹介している酒好きのブログに行ったりすると、その味覚・嗅覚・表現力、そしてこんな酒だと言い切ってしまう思いっきりの良さに敬服する。
《2009.2.27》
食い物は、3ヶ月前に食った『からすみ』の味をしっかり覚えてるし、3年前に食べたインド鮪さえ覚えている。この味は3年後でも多分忘れてないと思う。上手い物に当たると一生分買い溜めしたくなる。
その点、酒はというとこういった感動はない。上手いと思っても決して一生飲んでいたいとは思わないし、買い溜めもしたくない。翌日には印象も薄れてしまう。
これって脳みそに、生きていく上で絶対に必要な『栄養素』としてインプットされるか、飲むとバカになり体を壊す『毒』としてインプットされるかの差なのではないだとうか。
何の根拠もないし専門家には笑われるかもしれないけど、そんな気がする。まあ、どうでもいいか。
《2009.2.20》
どうしても臭くて飲めない酒は、日光・吉田屋の塩ようかんをつまみに飲む。
その時はたまたまつまみが無く、そんな酒と合わせてみたところ変な甘さや臭みを見事に消し去って“淡麗辛口”に仕上げてくれた。近所の“酔っぱらい”には「酒の味が分からなくなる」と邪道扱いされるが、好きな物で臭い酒が旨くなるのだから文句はあるまい!
※以前は『開華みがき』と同じような笹の葉風の包装紙だったのだが、何だこの箱は? つまらん。実につまらん!
《2009.2.10》
最近の4年間に限っていえば東力士特別純米を月6升飲み続けてきた。
4年間で288升。これをもし四合瓶で全て違う銘柄を飲んだとしたら720種類。
なぜ頑なに東力士を飲み続けたのか、今非常に後悔している。
そんな訳で2009年2月、取りあえず栃木の『純米・純米吟醸』を中心に飲みあさることにした。
なぜ大吟醸や本醸造ではなく『純米・純米吟醸』なのかというと、
まず大吟醸は貧乏人には全く無関係。3000円/一升以下でないと辛い。
それと吟醸香が苦手で、キンキンに冷やした精米歩合40%なんてものは、口を近づけただけで咳き込みそうになる。お前如きに評価されたくないと酒蔵に突っ込まれそうだが、鑑評会用に造られた吟醸香プンプンの大吟醸など完全にアウト。そもそも現実的に庶民が手にすることの出来ない酒で賞を争って何になるのだろう。もし金賞でも取ろう物なら米・酵母から仕込みまで全く関係のない酒に『金賞受賞』などのラベルを貼って売る。ん〜解らない。
また、スーパー等で見かける精米歩合の記載がない『お米だけで造った酒』や大手酒造会社の一升1,000円程度で売られている本醸造も飲めない。とにかく自分には合わない。口に含んだ瞬間、ムッとくる妙な臭みが広がり思わず吐き出しようになる。米臭いというか何とも嫌な発酵臭。精米段階で大量に残ったタンパク質がいたずらしているのか。また、何やら『液化仕込み』という製法があるらしいが、これの悪い部分が出てきているのか。この辺の臭い・仕込み法に詳しい方、ご教示ください。
居酒屋さんで徳利に入って出てくるのは、大部分がこのような安価タイプ。もし二十歳になって初めて飲む日本酒がこれだったら、生理的に「日本酒は無理」と思ってしまうのではないだろうか。結果、日本酒は臭いなどと触れまわる“焼酎飲み”の出来上がり。自業自得か。
それと、無濾過生原酒も苦手。独特の照り、甘み、色、滓、ついでにキンキンの冷とくれば飲み込むのが辛い。また、自分の飲みやすいと思う度数は15〜16、対して原酒は17〜19度、たかだか2〜3度の違いだがこれが辛い。
苦手なのだから買わなければ良いのだが、四合瓶で綺麗なラベルが貼られた物はこのタイプが多かったりする。これに釣られてつい買ってしまう。
そうそう、ダメなものをもうひとつ。
大吟醸だろうが奇妙な醸造酒だろうが、旨かろうが不味かろうが「わ〜飲みやすい〜」「普段日本酒を飲まないけど、これは飲める」などと言ってしまうやつ。普段飲まないのだから基準がない、こんな言葉しかでないのも仕方ないかとも思うが…。そもそも、横にいながらそんな物を飲ませてしまった私がダメです。